テレホンカード(コレクターズアイテムとして)
多種多様なカード表面のデザインが存在するため、発行当初からコレクターズアイテムとしてのポジションも確立した。テレホンカード全盛の頃は、電電公社時代に発売されたり、使用済カードも含め、非売品(ノベルティ)や限定品など希少性のあるもの、特定のアイドルやタレントのテレホンカードなどは、50度数(使用済カードも含む)でも数十万円もの価格で取引された時期もある。テレホンカード毎の時価が記載されたコレクター向けの雑誌やカタログなども多数発行された。
また、コレクターの団体も各地に発足し、コレクター間の情報交換やテレホンカードの交換・授受の場としても利用された。東京都を拠点とする「テレカ収集協会」(会長:松田英孝)は、それら団体の中では最大の規模であり、毎月1回交換会を池袋で行っていた。
上記の通り、公衆電話での利用機会が激減していることもあり、徐々にプリペイドカードとしてよりもコレクターズアイテムとしての比重が高くなっている。
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