チュチュの装飾
役柄によっては、チュチュにはボディスやオーバースカートへ豪華な装飾が施される。造花や金糸、銀糸による刺繍。ビーズやラインストーンが縫い込まれたり、スパンコールが散らされたり、スカートの裾に金銀や様々な色のラインが引かれることや、役柄に合わせてスカートの裾にギザギザや丸くカッティングを入れる処理が施されたりする。
時として絞り染めによって、衣装を染めて変化を付けるのも行われる。スカート毎に色変えしてグラデーション効果を狙ったり、表と裏でスカートの色を変える演出もあった。
また、上腕部にチュールで出来たアームレットのような腕飾りを着用したり、背中に妖精の翅(『レ・シルフィード』)や、チュチュ本体へ飾り袖が付く場合もある(『ジゼル』のウィリや、村娘のパフスリーブなど)。
他にバレリーナの装飾としては頭を飾るティアラや、タンバリンなど手に持つ小道具もあるが、チュチュの構成とは無関係なのでここでは割愛する。
0コメント